
「浜辺に座って波の音を聞きながら海の向こうのことを思うとき」神谷昇著(新風舎)を読む。
不思議な感じの話だ。
短編なので、短時間で読みきれる。
しかし、なぜ男がロス・アンジェルスに行ったのか、
なぜ独身なのか、
どんな過去を持っていたのかなどは全くわからない。
わからないけれど、
引きずられて読んでしまう本!!
そしてなんとなく、
あっ!
ふう〜ん・・・、
そうだよね!
と、何か悟ったような気になっちゃうおもしろい本だ。
本文より抜粋。
「『日記帳には、けっして向こう側のことは記されません。向こうのことは自分で足を運んでみなければ・・・』」
「「そうです。人間の一生なんてあの波の一瞬の動きほどにすぎないのです。
ですが、人はその一生を精一杯生きる術を知っているのですよ。それに気づくか気づかないかはその人次第ですがね。・・・あなたはそのことを自分の足で確かめたのですよ」」
「誰にでも過去はある。
それが楽しい過去かそうでない過去かはその本人にしか解らないことだ。しかし、誰もがその過去を経て今の自分があることを忘れてはいけない。」
「そしてたいていの場合、『あの時こうしていれば。。。』と思うものだ。しかし忘れてはいけない、『あの時そうしていなかった』からこそ今の自分があるのだということを・・・。
そしてあの一瞬があったからこそ今の自分があるのだということを。」
ETC購入取付5800円

